10月27日(水)

先日、新潟で起きた大地震、テレビの映像で色々見て改めてその被害の大きさにはビックリした。地上にある構造物のほとんどが破壊されて住居はもちろん、道路、山などが一瞬のうちに姿、形を変えてしまい、違うものとなってそまう。大変恐ろしいことだ。体育館等に避難されている人々の心労は本当に想像を絶するものであったと思う。さっきまで居た住居が地震でつぶされてしまい、またいつも通行していた道路がゆがみ、崩れてしまう。何が何だかわからない状況で無我夢中で避難されてきたと思う。
今年の新潟県は夏の水害、そして今度の地震被害と続けて2回も自然の猛威にさらされて、本当に大変だったと思う。私などがこのような場で何を書いたところでどうにかなるわけではないが、心より御見舞い申し上げる次第であります。.ただ、なにか本で読んだことがあるが、新潟県の県民性はとても粘り強く、忍耐強く、そしてコツコツと努力する人が多い県民性である。というのを読んだことがあるが、確かに避難されている方々がインタビューされている光景を見ても、いやな顔ひとつせず現状を前向きにとらえ、一日も早く元の生活に戻りたいと明るく答えていたのがとても印象に残る。

このような天災はいつ我が身に振りかかってくるか、わからないので、今度のことを我が身に置き換えて、律していきたいものである。これは私の長所でもあり、短所でもあるのだが、このような事柄を見て、『物事はまず最悪の事を想定してそこから考えを出発させよう』といったことを改めて再確認した次第である。

さて、本日はかねてより是非行ってみたいと思っていた「鬼怒川竹やぶ」に行ってそばを食べてきた。ちょうど水海道のAコープに行く予定があったのでそれを終わらせてから鬼怒川竹やぶに向かった。あらかじめ場所の確認はしていったのだが、道に迷ってしまった。岩井方面から入ってきたのだがとにかく店の場所がわかりづらかった。鬼怒川の赤い橋を渡ってすぐだと思っていたのだが曲がる道がわからず通り過ぎてしまった。戻ってきて、良く見ると電柱に広告が出ていてやっと入るところがわかった。私など地元で土地勘があるので1回通り過ぎただけでなんとかたどり着くことが出来たが、遠方から来た人では、たぶん相当苦労するであろう。それぐらいに入る道がわかりづらい狭い道であった。
この店は柏の竹やぶで修行した人が平成8年11月にのれん分けしてもらい開いた店である。柏竹やぶはモダンな洋風造りであるがこちら鬼怒川竹やぶは数奇屋造りで正反対な店造りである。共通しているのは入口までの通路がやたら長いことである。普通、そば屋さんというと屋外からすぐにのれんをくぐり店の中に入るといった構造だが、竹やぶは柏・鬼怒川ともちょっとした通路を経て、入口があり店内へ入って行くといった構造になっている。”さあ、ようこそ、そばの世界へ”といった幻想の空間へ客を迎えるといった具合に素晴らしい演出をしている。

そばは江戸時代から続く庶民の食文化の象徴といった観点とはまったく正反対の異質なものとしてそばをとらえている。これはこれでいいと思う。店内はすべての席から鬼怒川のおおらかな流れを一望できるようになっている。ロケーションは素晴らしい。

さあ、そしてそば。でもあまりに店内の雰囲気が良かったので、車の運転であることを忘れてエビスビール中びんを頼んでしまった。お通しには揚げそば。塩加減がビールによくあう。そばは、せいろ700円と鴨つくねそば1300円を注文。量が少ない。かなり少ない。普通そばは一人前で生そばの量で150g〜160gが一般的であるがここはその半分くらいの量である。3回すすってなくなるどころか、箸2回でなくなってしまう量である。私は柏竹やぶである程度経験していたので納得はしていたが、もし、農家のおじちゃん、おばちゃんが頼んだら、あまりの量の少なさに卒倒してしまうであろう。でもこの量の少なさは本当に良いものはたくさん出来ないといった店主の熱意の表れなのであろう。またそのようにあえてとりたい。

そばの味についてはあの柏竹やぶで修行された方のそばであるので、ここであえて書くこともない。これぞ江戸前のそばといった感じである。0.1ミリとくるっていない測ったように包丁切りされたそばに、ただ濃いだけではなくまろやかで優しさのあるつゆの味。もう何も言うことはありません。

ただ量が少ないのは残念である。と思っていたのだがそば湯が出てきて、その固定観念も払拭された。いままでたくさんの店のそば湯を飲んできたが、その中でもこの店のそば湯はベスト3に入るくらいに素晴らしいものであった。もちろんゆで釜からすくってきたのではなく、別の鍋で上質の更科粉をわざわざ溶いでつくったもので、ルチンの含有率ではナンバーワンかもしれない。器にたっぷり入ってきて、せいろ1枚や2枚ではとうてい腹一杯になるわけもないがこのそば湯を残ったもりつゆに入れて、何杯も何杯も飲むととても幸せになった気分になってくる。それぐらいにおいしいそば湯であった。体のスミズミまでの血管がさらさらときれいになったような錯覚におちいる。

鬼怒川竹やぶはロケーションといい、そばといい柏竹やぶでしっかりと修行されたので江戸時代からの庶民文化の象徴とはまた違ったそばの世界へ貴方を連れていってくれるといったような、そばに対するイメージを変えさせてくれる店である。

 
10月17日(日)

先日、栃木県の南河内町に配達に行く機会があったので、それが終わった後に、小山市民球場に寄ってみた。前にも書いたように私は野球が好きなので時間がとれればプロ野球はもちろん社会人野球、大学野球、高校野球と観戦するのが好きだ。それで当日も小山市民球場に寄ったのは、もしかして関東甲信越大学リーグ戦がやっていないかなと思ったからである。この大学野球リーグは六大学や東都リーグに比べて実力は劣るが最近は群馬県伊勢崎市にある上武大学などは力をつけ、それら東京の一流リーグと比較してもさほど、力の差がないレベルまできている。事実6月に行なわれる大学野球選手権などに出場しても1回や2回は勝つし、プロ野球注目の選手なども出てきている。はるか昔に私が入っていた大学のリーグも近年は力をつけてきて、その優勝校はやはり、関東の一流リーグと比較しても実力差がないところまできているのは事実である。
大学野球というと高校野球などに比べて人気も劣るし六大学野球などをときどき見に行っても日曜日でも観衆3,000人ぐらいがいいところである。今年の春の早慶戦も見に行く機会があったが、あの早慶戦であっても25,000人ぐらいであった。ちょっと寂しいものである。なんとか人気が出てくれればいいと思うのであるが.....。

さて、話は元に戻るが当日の小山市民球場では関東甲信リーグの白鳳大学と山梨学院大学の試合をやっていた。ちょうど日曜日だったので両校の野球部関係者以外にも結構私のように大学野球のファンも数百人ぐらいいて盛り上がっていた。山梨学院大学というと最近、箱根駅伝などに出てきてよく耳にする大学である。一方白鳳大学はというと地元小山市にある大学でよくテレビに出てくる福岡政行氏といった政治評論家も教授を務め、また野球部の部長も兼任している。ベンチのなかをのぞいたが、もちろん当日はいなかった。さて試合のほうは、白鳳大学のほうが実力が上のようで点差も5点ぐらい開いていた。ピッチャーもかなりいいボールを投げていてネット裏でスコアブックまたスピードガンで球速を計っている部員の後ろに行き球速を見てみると130km半ばぐらいの球速でときどきは138km〜139kmを表示している。なかなかのものである。
久しぶりにこのように地方の大学野球を見たが、独自のいい雰囲気があり、またレベルもかなり上がってきていて、つくば市にある某国立大学(首都大学一部リーグ)も脚光を浴びて人気が出て欲しいと切に願うものである。

さてその帰りにせっかく野球を見に来たのだからと思い下館市にあるその名も「田舎そばホームラン」と言う嬉しい屋号の店に寄ってそばを食べてきた。
この店は道路の反対側にワンダーグーという本屋さんがありここは良く来るのでその店の存在はかなり以前から知っていた。おもしろい名前だなあ〜と思いそのうちに入ろうとは思っていたが、すぐ脇に弊社のそば粉を使っていただいている、また別のそば屋があったのでなかなか入りづらいといったことも事実であった いざ中に入ってメニューを見てみると、予想していた通りそば以外にも定食やら一品料理などもあり、かなりの種類のメニューがあった。であるのであまりそばには期待もせずに2枚ざるそば1,000円也を注文。かなりの量のざるそばが2枚出てきた。1,000円にしては安いと思った。いつものようにつゆだけを少し口につけ味見。そしてそばもつゆをつけずに少しすすってみる。うまい。これはうまい。あまり期待はしていなかったが、とにかくうまい。そばは田舎そばとあったので太くて黒いモサッとしていたものをイメージしていたのだが期待に反してさほど黒くなく、またモサッとしておらず、とてもみずみずしく食べやすかった。
これは私の持論であるがうまいそばはつゆなしでもなんの抵抗もなくスルスル胃に収まる。まさしくそのようなそばであった。何故、田舎そばというのかなあと思ったがたぶんきしめん風に少し短麺に切り出しているからなのだろう。それも技術的に下手だからではなく故意にやっているからだと思う。つゆも本節と宗田節をバランスよく配合してあり、昆布のコクもよく出ていて一見、薄そうに見えたがかなり奥の深い味をしていた。事実、タイミングよく出てきたとろみの出ているそば湯で何度割ってもだしのあじがよく残った。普通このような定食もかなり力の入れている店ではそば湯はこちらから頼んでようやく出てくるものであるが「田舎そばホームラン」はこちらの食べる配分を良く見ていて、実にタイミングよく出てきた。嬉しい。回りのお客さんを見ていると常連さんがほとんどのようで日曜日ということもあり、生ビールやら酒を飲んでいる人が多かった。一緒に出ているツマミ類がまたよかった。タコブツやマグロブツなどは鮮度はよくわからないが、とにかく大振りなものがよく盛られており、モツ煮込みなども自家製のものでとてもおいしそうであった。定食類もあたたかみのある家庭的なもので、アジフライにしてもカキフライにしても、とてもおいしそうであった。今度は是非定食類を注文してみよう。 この店は主人は奥のほうにいて見当たらなかったが客の接待はその奥さんと娘であろうか、少々無愛想であるが、出てくる品物がいいのでそれがまた変に調子いい素振りよりもどこか趣があっていい。
近くにこのようなまたいい店があって大変幸せである。そばもおいしいし、定食類もいい。また屋号もいい。私はこの店の常連のひとりになろうと決意した。

 
10月 7日(木)

最近プロ野球が盛り上がっている。海の向こうではイチローが84年ぶりとかで年間最多安打の記録更新、そして日本ではパリーグのプレーオフ、またライブドアと楽天のプロ野球参入等々、だがまだこのことについてはどうなるかわからない。
私も実は野球が大好きで自分でも中学はもちろん高校・大学と一応硬いボールを持って専門的にやっていた為に最近のプロ野球の動きは少々気になる。
ライブドアと楽天、インターネット関連の飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長している会社だが果たしてプロ野球に経営参加ということでどうなるか。過去にも皆さんは覚えているでしょうか?日拓ホームやクラウンライターなどが球団を持ったがすぐに行き詰まり手放してしまったことを。
今現在のプロ野球の親会社は大きな新聞会社だったり鉄道会社また流通業にハムを造ったりしている大きな食品会社等で年間売上数千億円もあるような大会社である。ところがいくら流行のIT会社とは言え、年間売上100億円ほどで球団を持ちどのようにうまく経営していくのかとても興味深々である。球場に見に来る観客数やグッズの売上、また選手の年俸などは申請書を何かの雑誌で見たけど、大体の予想的なものは書いてあったが,年間の半分はホームグランド以外、要するにビジターで行なう訳で、このための移動費や宿泊代等はあまり詳しく出ていなかったような気がする。おそらく年間で数十億円はかかると思う。いちプロ野球のはしくれファンとしては先の日拓ホームやクラウンライターのように球団を持ったけどうまくいかずにハイ止〜めたと言ってすぐに手離すようなことにならなければいいと思うのだが.....。何とかうまくいってプロ野球界の隆盛の為に頑張ってもらいたいものである。

さて先日、東京に行く機会があったので神田の駅で降りて神田まつやに行こうと思ったが日曜日は定休日ということなので何年か前にも行ったことのある「老舗神田やぶそば」にてそばを食べてきた。いやぁそして感じてきました。老舗の重みというのか格の違いというか本当の気品というものを。
午前11時頃神田の駅に着き、「やぶそば」は少し駅から離れているのですが時間もたっぷりあるのでゆっくりと歩いていった。そして11時20分頃「やぶそば」に着いた。入口前には誰もおらずもう少しお待ちくださいといった看板が出ていたので、「やったあー今日は一番乗りだ」と思いながら待つことにした。しばらく入口前で待っていると後ろから何人かが来て私と同じように立っていると、中から店員さんが出てきてどうぞあちらの入口から入ってなかで待っていてくださいとの事。そして言われたように脇の入口から通路に入って行くとそこにはもうすでに20人〜30人ぐらいの人が待機していた。私はこれを見てビックリした。私が店に着いたのが11時20分頃だったのでたぶんその時点でこれだけの人がいるということは一番早く来た人は11じ前には来ていたのだろう。数年前に来た時は午後3時頃だったのですんなり店にはいれたのだが。11時30分前でもうこれだけの人が待っているとは。改めて老舗の人気、また格の違いを実感した。
ただ「神田やぶそば」は店内が広いので20〜30人先に居てもすぐに座ることができるだろうとは思った。そうこうしているうちにいよいよ店のオープンだ。皆一斉にそれぞれが思い思いの席に着いた。私はもうひとりの連れと二人で行ったので窓際の結構いい席に座ることが出来た。オープンして5分ぐらいで座席はすべて埋まってしまった。
まずビールを注文。エビスビールが(中びん)出てきた。お通しにたしかそばみそだったがとてもコクのある、いい味がした。ビールをあと一本追加しようとしたが後の予定があったので一本でがまんした。回りを見渡しても日曜日の昼ということだったので、結構ビールやら酒やらを注文している人が多かった。そして問題のそばはせいろと鴨南蛮そばを注文した。せいろうと「う」が入っていることが老舗らしく気品があっていい。せいろうは600円、鴨南蛮はもちろん1000円は越えていたが、以前に来た時と同じで値段は変わっていなかった。そばは東京なので量が少ないのは致し方ないとは思うが、そばの色が天然の色ではなく、かなり緑色がついている。これは以前やぶそばで修行した人から聞いたことがあるのですが、青粉(おそらくクロレラ粉のことだと思う。)を若干混入しているとのこと。
ごくありふれた一般的な店でこのような緑色をつけることは返って店のイメージを悪くすると思うが神田やぶそばのような老舗ではこれが伝統となっていて、むしろプラスに動いているのだろう。神田やぶそばのなせる技なのであろう。
さあ、そしてそば。これは私のような田舎のそば粉屋が言うのもなんであるが、配合率がどうのこうの、手打とか機械打がどうのこうのとかのレベルではなく、素晴らしくおいしいの一言。朝打ってからお客様の口に入るまでのタイミング、ゆで時間、ダシのとり具合、配合、かえしのねかし時間、等々すべて万人の人に有無を言わさず「おいしでしょう?」「そうです。とてもおいしいです。」と自然に言ってもらえるように作られた方程式のようなものである。レベルが違いすぎます。
帰りがけにおみやげの生そばを買って帰ろうとしたら、食べる時間を聞かれ悪くなってしまうからと店の人にやんわり断られてしまった。せっかくのそばがダメになってしまい、それでは店のイメージが悪くなってしまうので買わないで下さいということなのだろう。あっぱれ!!
何年かぶりに神田やぶそばでそばを食べてみて老舗の重み、伝統というものを改めて感じた次第である。ときどきはこのように東京の一流店を訪れて一流店ならではの雰囲気を味わおうとつくづく思ったのである。
神田やぶそば様。ありがとう存じます。

 
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プロフィール
【名前】 柿沼 勝雄
【血液型】 A型
【星座】 いて座
【趣味】 野球・仕事
【性格】 まじめ・頑固
【好物】 麺類・イカの塩辛